100万円から資産7900万円へ|投資歴18年の全記録【2008-2026】

デスクのモニターに表示された総資産の月次推移グラフ(2023年9月〜2024年9月)のイラスト 投資実録・資産推移

2008年、私は100万円で投資を始めました。

あれから18年。投資デビューの年にリーマンショックを浴び、FXの強制ロスカットで一時は投資が怖くなり、コロナショックの間は守りに徹し、2021年から本格的な分散投資に踏み出して——現在の総資産は約7,900万円になりました。

この記事は、その18年間の全記録です。自慢話ではありません。むしろ失敗の記録のほうが多いです。「これから投資を始める2008年の自分」に読ませるつもりで書きます。

まず結論:18年の資産推移

総資産の月次推移グラフ(2023年9月〜2024年9月、4023万円から5763万円へ)
直近の総資産推移(自作集計・概算)。18年分の完全版グラフは順次追加予定

※プライバシーの観点から、口座画面のスクリーンショットは公開しません。数値はすべて自作集計の概算・レンジ表記です。

投資歴18年の年表(2008〜2026)

相場・出来事私の動き総資産(概算)
2008リーマンショック(9月)ゼンショーとポケットカードで投資デビュー。即利確→優待目当てで買い直すも下落、塩漬けに100万円
2009頃リーマン後の停滞トラリピFXで強制ロスカット(20万円→8万円)を経験し一時休止。学び直して再開100万円台
2011東日本大震災・超円高(75円)トラリピFXを余剰資金でコツコツ継続(年15〜30万円の利益)約300万円
2013アベノミクス相場株は保有せず。トラリピFXと外貨預金が中心。円安一服で為替差益約500万円
2016投資信託とAmazonせどりを開始(せどりは後に病気で断念)
2017仮想通貨バブルビットコインには手を出さず静観約1,000万円
2020コロナショックトラリピFX以外は貯金・個人向け国債・外貨預金・定期預金で手堅く運用約1,700万円
2021資産の大半(生活防衛資金を除く1,400万円)を米国ETF・貴金属へ段階投資開始約2,000万円
2023米国株回復・円安進行2021年からの分散投資が軌道に乗る約4,000万円
2024新NISA開始・8月に歴史的急落(一晩で850万円下落)NISA枠を活用、取得価格を上回っていたため動じず売らず約5,800万円
2026現在株・債券・金・暗号資産の分散継続約7,900万円

第1章 きっかけは1枚の優待券(2008年)

投資を始めたきっかけは、職場の先輩がくれた1枚の株主優待券でした。

ゼンショー(7550・すき家などを運営する外食チェーン)の優待券です。そして先輩のこの一言。

「貯金するよりいいから、少しでも株を買ったほうがいいよ」

当時の私は、新車のミニバン(ノア)を買ったばかりでした。車両代350万円のうち頭金で230万円を支払い、手元に残った資産は約100万円。今思えば、投資を始めるにはずいぶん心細い残高です。

その100万円から、私は生まれて初めての株を買いました。

  • ゼンショー(7550)——450円で購入
  • ポケットカード(8519)——350円で購入

初めての売買で「甘い味」と「ほろ苦さ」を同時に知る

結果はビギナーズラックでした。ゼンショーは買ってすぐに100円ほど値上がりし、約1万円の利益に。私は迷わず売りました。「株ってこんなに簡単に儲かるのか」と思ったのを覚えています。

ところが、そもそもの目的だった株主優待券がやっぱり欲しくなり、すぐに買い直しました。すると今度は、最初に買った値段より100円以上下がっていったのです。

すぐ利食いして喜ぶ。欲しくて買い直して、下がって焦る。——投資1年目の私は、初心者がやりがちな売買を一通りやっています。

そしてこの2008年という年は、投資を始めるにはあまりにも劇的な年でした。9月、リーマン・ブラザーズが破綻します。

第2章 リーマンショックと、FXで一番怖かった夜(2008〜2012)

買い直したゼンショーとポケットカードは、含み損を抱えたまま塩漬けにしました。幸い、毎月の給料から貯金を続けていたので、総資産が100万円を割り込むことはありませんでした。この「入金力に支えられていた」ことが、後の投資人生でも繰り返し効いてきます。

塩漬けにした2銘柄は、その後も株主優待券を2度ほど受け取り、最終的には購入時とほぼ同じか、わずかに利益が出るくらいの価格で売却しました。リーマンショックの荒波を、優待をもらいながらじっと待ってやり過ごした形です。

投資をやめようと思った、たった一度の瞬間

実は18年間で「もう投資をやめよう」と本気で思った瞬間が一度だけあります。それは株ではなく、FXの自動売買・トラリピでの出来事でした。

元本20万円でトラリピを始めたところ、開始からわずか3日で8万円の利益。有頂天になりました。ところがその1週間後、含み損が急激に膨らみ始めます。証拠金維持率の低下を知らせるメールが何度も届き、私はチャートを開いては「戻ってくれ」と祈るような気持ちで見つめていました。

しかし、無情にも強制ロスカット。20万円の元本は8万円になりました。

この経験がトラウマになり、その後1年半ほど投資から離れました。

それでも投資に戻ってきた理由

当時はリーマンショックの影響で派遣切りなど雇用不安が社会を覆っていました。私自身は正社員でしたが、「いつ自分の番が来てもおかしくない」という危機感が拭えませんでした。万が一失業しても暮らしていけるだけの資産を作りたい——その思いが、投資を完全にやめる決断をさせませんでした。

1年半のブランクの間にトラリピの仕組みを勉強し直し、再挑戦。結果、年間で約30万円の利益を出せるようになりました。その後2009〜2012年ごろは、余剰資金でトラリピFXを続け、年によって15万〜30万円ほどの利益を積み重ねていきました。2011年の東日本大震災の頃には、総資産は約300万円まで育っていました。

第3章 アベノミクスとコツコツ時代(2013〜2019)

2013年、アベノミクス相場が始まった頃、私は株式を保有していませんでした。中心にしていたのはトラリピFXと、ネット銀行の外貨預金です。この時期は円安がほぼ一方向に進んだため、外貨預金だけで年間60万円ほどの為替差益が出ました。2013年時点の総資産は約500万円になっていました。

2016年ごろから投資信託の積立を始め、同時にAmazonでの物販(せどり)にも挑戦しました。せどりは月商が100万円を超え、月利益30万円ほど出るまでに育ちましたが、内臓系の病気で入院することになり、断念せざるを得ませんでした。

2017年は仮想通貨バブルの年です。ビットコインが暴騰するニュースは見ていましたが、正直まったく興味が持てず、そもそも購入方法も分からないままでした。今振り返ると、この静観がその後の暗号資産との距離感を決めた気がします。

FXについては2009年から2024年まで、トラリピを中心に、ループイフダンなどの自動売買と、メキシコペソ・トルコリラといった高金利通貨の低レバレッジ取引を並行して行い、年によって15万〜60万円の利益を出し続けました。一方、日経先物にも数回挑戦しましたが、手数料負けして思ったほど利益が出ず、早々にやめました。2017年時点で総資産は約1,000万円に到達しています。

第4章 コロナショックは守りに徹する(2020〜2022)

2020年のコロナショックの頃、私が続けていたのはトラリピFXだけでした。それ以外の資産は、普通預金、個人向け10年国債、外貨預金、定期預金といった手堅い運用に置いていました。リーマンとFXロスカットの2度の洗礼を経て、「攻めるとき」と「守るとき」を分けるようになっていたのだと思います。2020年時点の総資産は約1,700万円でした。

第5章 本格的な分散投資への転換(2021〜現在)

私にとって「本格的な投資」が始まったのは、2021年の年初からです。当時の資産約2,000万円のうち、生活防衛資金を除いた1,400万円を、段階的に分散投資へ回すことを決めました。

きっかけはYouTubeで見た高橋ダンさんの動画でした。米国ETF、そして金・銀・プラチナの現物投資を始めたのも、同じくこの動画がきっかけです。長らくFXと外貨預金しか触っていなかった私にとって、この2021年が投資の幅を一気に広げた転換点になりました。

2023年9月時点で総資産は約4,000万円。そこからの2年半は、18年間でもっとも資産が増えた期間になりました。

  • 2024年1月:新NISA開始。成長投資枠・つみたて枠をフル活用
  • 2024年8月:日経平均が1日で4,451円安の歴史的急落。資産が一晩で850万円ほど下落する場面もありましたが、取得価格は上回っている状態だったため、大きくうろたえることはありませんでした。リーマンとFXロスカットを経験してきたからこそ持てた耐性だったと思います
  • 2025年〜:米国ETFを中心に、金(現物・ETF)、米国債、J-REIT、暗号資産へ分散

現在のポートフォリオの詳細は、現在のポートフォリオ全公開|投資歴18年の資産配分で公開しています。

18年間で学んだ5つのこと

  1. 退場しないことがすべて。FXで元本の6割を失った夜も、株をやめる決断はしなかった。細くても続けたことが今につながっている
  2. 入金力は最強の武器。特に資産1,000万円までは、運用より入金。給料からの貯金があったから、暴落してもゼロにはならなかった
  3. 怖い経験ほど、離れてから学び直すと武器になる。1年半のブランクの間にトラリピを勉強し直したことが、その後10年以上の安定収益につながった
  4. 危機感は継続の原動力になる。リーマン後の雇用不安があったからこそ、資産形成をやめなかった
  5. 耐性は経験でしか身につかない。2024年8月の急落で850万円減っても動じなかったのは、過去の暴落を乗り越えた経験があったから

これから

このブログでは、毎月の資産推移レポートと、18年分の失敗談を順番に書いていきます。

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※当記事は特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。詳しくは免責事項をご覧ください。

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