投資歴18年の私が実際に使っている証券会社・口座 全一覧

投資歴18年の証券会社・口座全一覧 記事のアイキャッチ画像 投資実録・資産推移

投資歴18年で、私はこれまでかなりの数の証券会社・FX会社の口座を開いてきました。今も現役で使っている口座もあれば、役目を終えて休眠しているものもあります。今日は、その全部を棚卸しして公開します。

「これから投資を始めるなら、どこで口座を作ればいいのか」という質問をよく見かけますが、私自身の答えは「1つに絞らず、目的ごとに使い分ける」です。100万円で投資を始めた2008年当時は口座も1つだけでしたが、18年かけて資産の種類が増えるにつれて、自然と口座も増えていきました。株、投資信託、FX、暗号資産、貴金属と扱う商品が広がるたびに、既存の口座では対応できない場面が出てきて、その都度新しい口座を開いてきたというのが実際のところです。振り返ってみると、口座を増やした時期は、投資対象を広げた時期とほぼ重なっています。今回はどの口座を何のために使っているか、そして使わなくなった口座はなぜ手放さなかったのかを、実際の使い分けとあわせて書いていきます。

メイン口座:SBI証券

資産のコアを預けているのがSBI証券です。用途は主に2つあります。

1つは新NISAの成長投資枠で、米国ETF(VOO・VTI)を買い付けています。株式のコアはこの口座に集約していて、日々の値動きを見て売買することはほとんどありません(個別株からETFに移った経緯はこちら)。もう1つは金・銀・プラチナ口座での純金積立です(詳しくはこちらの記事に書きました)。個別株もこの口座で5銘柄だけ保有しています。

SBI証券をメインに選んだ理由は、手数料の安さと取扱商品の幅広さです。国内株・米国株・投資信託・金地金まで1つの口座でまとめて管理できるので、資産全体を把握しやすいというのも大きなメリットでした。口座を開設した当初からメインだったわけではなく、他社と比較しながら少しずつ資金を移してきた結果、今の形に落ち着いています。金・銀・プラチナの積立をSBI証券に集約したのも、株式やETFと同じ画面・同じ資産管理ツールで一元的に見られる方が、月次の資産記録をつけるときに手間がかからないという実用的な理由からです。資産形成の「エンジン」と呼べる部分は、ほぼこの1口座に集約されています。

中短期の取引:楽天証券

SBI証券が長期のコアだとすると、楽天証券は中短期の取引用として使い分けています。運用スタイルとして、年末には一度ポジションを決済するというルールを自分に課しています。

理由は主に2つあります。1つは1年単位で区切りをつけることで、含み損益を持ち越さず、翌年をまっさらな状態で始められるようにするためです。もう1つは、年内に利益を確定させておくことで、その年の損益を早めに把握し、確定申告の準備をしやすくするためです。SBI証券の「動かさない」運用とは対照的に、楽天証券は「動かす」運用の場としてはっきり役割を分けています。同じ証券口座でも、資金の色を分けておくことで、長期の資産と短期の資金を混同しないようにしています。

暗号資産:コインチェック・ビットフライヤー

暗号資産はコインチェックとビットフライヤーの2つの取引所に分けて保有しています(経緯はこちらに書きました)。資産の1%程度という上限を決めているので、口座を分けている理由も分散投資というより、取引所ごとの使い勝手や取扱銘柄を比べてみたかったという好奇心に近いです。両方使ってみると、取引画面の使いやすさや取扱通貨の違いが実感できて、これはこれで面白い経験でした。

休眠中のFX・CFD口座たち

ここが今回一番書きたかった部分です。FXは2024年に主力ポジションをすべて解放して撤退しました(詳しい経緯はこちら)。ただし、口座自体は解約せず、休眠状態で残しています。

休眠中の口座は次の4つです。

  • DMM FX:かつてのメインFX口座の1つ。取引画面の見やすさと通貨ペアの豊富さで長く使っていました
  • マネースクエアジャパン:トラリピ(リピート系自動売買)の本家。強制ロスカットもコツコツ益もこの口座で経験しました
  • アイネット証券:同じくリピート系の自動売買で利用。マネースクエアとは異なる通貨ペアの組み合わせを試すために口座を分けていました
  • マネーパートナーズ:スプレッドの狭さで重宝していた口座。短期の売買をするときに使っていました

複数のリピート系口座を並行して使っていたのには理由があります。1つの会社に資金を集中させると、その会社のシステム障害やスプレッド拡大の影響をまともに受けてしまいます。通貨ペアや戦略ごとに口座を分けておくことで、リスクを分散させながら、各社の強みを使い分けていました。マネースクエアジャパンは老舗ならではの安定感、アイネット証券は設定できる通貨ペアの細かさ、マネーパートナーズはスプレッドの狭さと、それぞれ得意分野が微妙に違っていて、使い比べること自体が学びになっていました。

加えてGMOクリック証券のCFD口座も同様に休眠中です。トラリピ中心の運用から株式・貴金属へ資金を移した今、これらの口座で新規にポジションを持つことはほとんどありません。

ただし、完全に引退したわけでもありません。今のように相場が一方向にはっきりトレンドを描いているときは、低レバレッジで小さくポジションを持つことがあります。強制ロスカットで痛い目にあった経験があるからこそ(この話)、レバレッジを抑えて「なくなっても構わない範囲」でしか触らないというルールは崩していません。口座を解約せずに残しているのは、こういう機動的な使い方をするためです。相場を長く見てきたからこそ分かる「動くべきタイミング」だけを狙って、普段は休眠させておくというのが、今の私のFXとの付き合い方です。

使わなくなった口座:マネックス証券

マネックス証券は以前使っていましたが、手数料が相対的に高くなったため、現在は使っていません。口座自体は残っていますが、SBI証券や楽天証券に比べるとコスト面で見劣りするようになり、自然と取引が離れていきました。証券会社の手数料体系は年々変わるので、「昔よかったから」で使い続けず、定期的に見直すことも大事だと感じています。解約するかどうかはまだ決めていませんが、少なくとも今は積極的に使う理由が見当たらない状態です。

口座を分けることのデメリットも正直に書く

ここまで使い分けのメリットを中心に書いてきましたが、正直なところデメリットもあります。一番大きいのは管理の手間です。口座が10近くあると、資産全体を把握するのに一手間かかりますし、確定申告のときにはそれぞれの口座から取引履歴を集める作業が発生します。ログイン情報の管理も口座の数だけ増えます。

また、休眠中の口座であっても、口座維持のために最低限の管理(住所変更の反映や本人確認の更新など)は必要になることがあります。使わないからといって完全に放置してよいわけではなく、年に一度は口座の状態を確認するようにしています。これから口座を増やそうと考えている方は、このあたりの手間も含めて検討することをおすすめします。

なぜ口座を1つに絞らないのか

こうしてデメリットも踏まえたうえで、それでも私が口座を分け続けている理由は、それぞれに明確な役割を持たせているからです。

  • SBI証券:長期・コア・動かさない
  • 楽天証券:中短期・年末に区切る
  • コインチェック・ビットフライヤー:少額・比較目的
  • DMM FXほかFX/CFD群:休眠・トレンド時のみ低レバで機動的に

1つの口座にすべてを集約すると、長期で持つべき資金と、短期で動かす資金の境界があいまいになりがちです。口座自体を分けてしまうことで、「この口座のお金は動かさない」というルールを、意志の力ではなく仕組みで守れるようにしています。人間の意志は弱いもので、同じ口座の中に長期資金と短期資金が混在していると、相場が荒れたときについ長期資金にまで手を出してしまいそうになります。物理的に口座を分けておくことは、管理の手間を上回るだけの価値がある、そうした誘惑への一番シンプルな対策だと感じています。

年に一度の「口座の棚卸し」をおすすめしたい

この記事を書くにあたって、自分の口座を全部数えてみて、正直「多いな」と思いました。10口座のうち、日常的に使っているのは実質3つほどです。

ただ、この棚卸し自体に価値がありました。どの口座が今の自分の投資に必要で、どれが過去の名残なのか。口座の一覧は、そのまま自分の投資遍歴の地図になります。使っていない口座に残高が残っていないか、ログイン情報を忘れていないかの確認にもなりました。

口座を増やすことにも減らすことにも、私は特にこだわりがありません。ただ、「把握していない口座がある」状態だけは避けたい。年に一度くらい、この記事のような棚卸しをしておくと、資産管理の解像度が一段上がると思います。

まとめ

18年で開いた口座は決して少なくありませんが、増やすこと自体が目的だったわけではありません。むしろ、コアとサテライト、長期と短期、稼働中と休眠中をはっきり分けるために、結果としてこの数になりました。それぞれの口座には、開設した当時の目的と、そこで得た経験が積み重なっています。

これから口座を選ぶ人には、1つに絞る前に「その口座で何をするか」を先に決めることをおすすめします。目的が決まっていれば、口座が増えても管理に迷うことはありません。逆に目的が曖昧なまま口座だけ増やしてしまうと、今回書いたようなデメリット(管理の手間、維持コスト)だけが積み重なってしまいます。18年やってきて、口座の数そのものより、それぞれの口座に「なぜこれを使っているか」を説明できる状態を保つことの方が大事だと感じています。

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※本記事は個人の投資体験の記録であり、特定の証券会社・金融商品の利用を推奨するものではありません。口座選びは各社の最新の手数料・条件をご自身でご確認のうえご判断ください。投資は自己責任でお願いします。詳しくは免責事項をご覧ください。

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